カテゴリー「趣味」の8件の記事

2009年9月29日 (火)

特急はつかり、青函連絡船、特急北海で北海道を目指した時代

確か、高校生のときだったと思う。長年、貯金したお年玉を使い、札幌へと一人旅をした。

当時、東北新幹線が、大宮・盛岡間で暫定開業していて、上野・大宮間は「新幹線リレー号」が連絡していた。

その一方で、上野と青森を結ぶ特急「はつかり」「みちのく」は健在だった。

青森までどちらを使うか悩んで、結局、上野から仙台までは新幹線、仙台から青森までは「はつかり」と、二兎を追った。

新幹線の上野・大宮間が開業して、常磐線経由の「みちのく」は姿を消し、「はつかり」は盛岡・青森間を走る短距離特急へと姿を変えた。

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2008年12月16日 (火)

DVD『日本の地下空間vol.1』(エスピーオー)を観る。

こいつは、萌える。

地下といえば、オカルトに走りがちだが、このDVDはまるで地下空間という人工物を、まるで鍾乳洞か山脈のように美しく演出している。

『日本の地下空間vol.1』

地下マニアが、これを観ずして死ねるか。

地下のオカルト作家・秋庭俊先生が驚愕する真実が、そこにある。

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2007年6月21日 (木)

ネタのない夜の地下妄想3

明日はようやく梅雨らしい空になるらしいね。

品川区の東品川にある昭和橋には、幻の地下駅がある、っていう都市伝説を検証してみる第3弾。

しつこいなー、オイラも…。

この都市伝説ってね、もう少し妄想を広げる余地があれば、盛り上がることもできそうだよね。あるぞ、あるぞと騒いでみたところで、その手がかりとなるような情報がいっさいないんでは、どうあがいても、想像の域を超えることができない。

で、妄想をさらに広げるネタを1つ紹介しておきたい。

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2007年6月19日 (火)

ネタのない夜の地下妄想2

昨夜の続きを話そう。

品川区の東品川にある昭和橋には、幻の地下駅が眠っている。

そんなネットに流れる都市伝説について考えてみたが…。

ニュースプラス1の後番組はというと、日本テレビは、ほぼ同じ時間帯に『リアルタイム』という、同じような報道番組を組んでいる。この番組では、「リアル特集」というのがあって、公式サイトにはバックナンバーもそろっている。

が、2006年11月分は、すでに消えているようだ。残念。

でも、実際に特集で、昭和橋の幻の地下駅に触れたのかどうかは、日本テレビに問い合わせれば教えてくれることだろう。

この枠では、ニュースプラス1でも、リアルタイムでも、特集で、「あなたの知らない秘密の地下世界」という不定期企画をたまに入れているので、もしかしたら…という可能性もある。少なくとも2006年12月以降にはないということが分かると思う。

日本テレビ『リアルタイム』公式サイト

某掲示板に記載された内容自体をもう一度振り返ってみよう。

まず、書き込みがされた日時は、2006年11月12日(日)3時59分30秒。「今日の午前中」に日テレの取材が来ていたという内容だけど、すでに深夜。仮に前日の午前中と勘違いしているとして、それは土曜日ということになる。土曜日のリアルタイムの枠は、30分枠だから、特集はない。すると、放映されたのは、週明けの月曜日以降ということになる。

ところが、書き込みの内容がやけに具体的でリアルだ。

あそこにあるトヨタより、反対側の公園に通用口あるようです。今、プラットホーム以外は設備倉庫として利用されているって事がわかりました。トヨタの方は私有地なのでトヨタの許可があれば入れますが、無理でしょうという話です。

まるで番組内容を観たかのような書き込みだよね。

「反対側の公園に通用口がある」なら、そこから入ればいいわけで、わざわざトヨタの私有地で許可を得て入る必要などない。この話には、「では、通用口は誰が所有し、管理しているのか」という肝心要のことが書いていない。ちなみに、公園自体の所有・管理は、品川区である。「無理でしょう」というのもよく分からない話で、日テレは地下駅に入れてもらったのか、どうなのか。

オイラは、この時点で“ガセ”と感じた。

で、よくよく考えてみたのだ。

問題の「トヨタ」とは、「トヨタL&F」というフォークリフトとかショベルカーの会社だ。

現在の場所に東京本社が移転したのは、1971年1月のこと。当時はまだ社名が「トヨタフォークリフト」だった。当然自社ビルだよね。

一方、この地下に幻の駅があったとする。仮にこの東京本社が地下駅への出入り口だったとすれば、本社移転と同時か、それ以前に建設されていないとおかしい。てか、ビルを建設した後に地下駅が建設されたなら、自社ビルの敷地に駅への出入り口を掘られたあげく、駅は使わないままってことになり、それこそ訴訟もんだもんね。

フォークリフトの会社が自社ビルを建てたら、もしくは建てようとしたら、使われなくなった地下駅の出入り口があった。

…どうだろうか?

「じゃあ、倉庫にでも転用するか」

…どうだろうか?

「これはひとつ、極秘ということで」

…どうだろうか?

「日テレが来たんで、取材をお受けしました」

…どうだろうか?

 

昨夜も書いたけど、オイラはこの話、99%ガセだと思ったけれど、残りの1%はどこから始まったんだろうと、そっちのほうが興味がある。秋庭本は、120%妄想だけれど、この都市伝説には、秋庭式の臭いがしない。もしも秋庭式なら、トヨタL&Fなんて渋いキャラクターを出す必要などなく、すぐ目の前に建っている高層マンションをネタにすればいい。

地下処理ということか。

この一言で片づく。

が、そーゆー絡み方がない。逆に言えば、何の証拠もないし、出典もないから、仮設を否定する材料すらないとも言える。

これはオイラの妄想だが、この都市伝説は、何かの話が伝言ゲームを繰り返しているうちに突然変異を起こして、ネット上に流されたのではないか。しかも、かなり地元を知る人間から流されたような気がする。

突然変異以前の噂は何だったのか気になるところだ。なので、昨夜は、例えばりんかい線というトンネルがすぐ近くを通っていて、徒歩5分程度の場所に品川シーサイド駅があり、その駅は開業前に「東品川」という仮称で、東京テレポート・天王洲アイル間が開業した当時、その駅の構造物はほぼ出来上がっていたんじゃないかという妄想をしてみたわけだ。

期間は短いが、確かに未成線だったわけで…。

まあ、信じるか、信じないかは、あなたしだいです。

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2007年6月18日 (月)

ネタのない夜の地下妄想

ぐたーっとする月曜日の夜。特に報告するほどのネタもなし。かといってブログを書かないほど忙しくはなく、ぼけーっとネットサーフィンしてみた。

そしたら。

品川区の東品川にある昭和橋には、幻の地下駅が眠っているって?

まだ、そんな都市伝説が生き残っているとはねー。

ネット時代の都市伝説は、生命力が強い。昔、異世界に行くとパワーが出るヒーローとか悪役って、いたよね。この噂は、実に根性がある。

暇なんで、ちょっと検証してみたい。

1つ目。

2006年11月頃には、「ニュースプラス1」という番組は存在しない。同じ時間に放映されている番組でも、「地下」についての特集をしたという事実はない。

2つ目。

都営地下鉄浅草線の延伸計画は、かつては西馬込から蒲田方面に延ばす構想があった。この構想は、大田区が独自に計画している区東西連絡鉄道…後の「蒲蒲線」の前身…へとつながるルートをたどる。羽田空港へと延ばす構想は、存在しない。

3つ目。

京急は、羽田支線(現在の空港線)を建設して以来、この路線を通っての羽田アクセスが悲願。でも、別の路線を建設するという構想は存在せず、昭和橋付近を通過する必要性がない。

つまり、ガセネタ?

…そう片づけるのは、とても楽なことだ。でも、仮にそういう事実がなかったとはいえ、都市伝説には必ず、皮をめくっていくと事実の痕跡が出てくる。これが、秋庭本とは違うところなんだ。(秋庭俊先生が本を書くと、めくってもめくっても、皮しかない)

では、4つ目。

この付近を走っている地下鉄には、東京臨海高速鉄道の臨海副都心線(りんかい線)がある。最初に開通したのは、新木場・東京テレポート間。この後、大井町付近での工事が難航したために、大崎までの全線開通が遅れ、東京テレポート・天王洲アイル間を部分開業させている。

5つ目。

りんかい線の品川シーサイド駅は、正式な名称が決まる前、「(仮称)東品川」だった。

まあ、この都市伝説が事実かどうかは、調べてみないことには、何とも分からない。オイラにはそんなパワーはないけれど、現地に行って、あちこち話を聞けばいいだけのことで、案外真相は簡単に分かってしまうことなのかもしれない。

むしろ、あるぞ、ないぞと、騒いでいるうちがおもしろいのであって、都市伝説の醍醐味というか、楽しみ方なのだろう。それ自体をオイラは否定もしないし、オイラ自身も、こーゆーネタは大好きだったりする。

あ、ちなみに大田区役所の地下には…。

さーて、そろそろ寝るか(早っ)

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2007年6月 9日 (土)

都市伝説の宝庫・東京メトロ有楽町線の運転室展望がDVDで発売されるらしい。

東京メトロ有楽町線には、有事には軍事路線になるという都市伝説がある。

もう一つは鉄道マニアの間のウワサ話で、有楽町線は「有事ルート」というものになる。朝霞の自衛隊駐屯地、議事堂わきの永田町、警視庁・桜田門をとおっていること、また、トンネルの上に広大な地下道路があることからこのウワサになったようだ。この地下道路は戦車の走行、戦闘機の輸送もできるのだという。確かに小竹向原の断面図には広大な地下道が二つあって、また、『有楽町線建設史』では、護国寺、飯田橋、銀座一丁目の説明のなかでも、地下自動車道路のスペースを確保したと書いてある。(『帝都東京・隠された地下網の秘密』秋庭俊著・新潮文庫版、P145)

地下の都市伝説の権威・秋庭俊先生もこうおっしゃられている。

こんな、都市伝説の宝庫である地下鉄のトンネルを、臨場感あふれる運転室からの展望で堂々と覗くことができるようになるらしい。

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[パシナコレクション] 東京メトロ 有楽町線

パシナコレクション・東京メトロ有楽町線(モバイル用リンク)

内容の紹介には、「往路の新木場-和光市は最新型車両10000形での撮影で、前面展望走行と汽笛の音が見どころ。復路の和光市-新木場は有楽町線には僅か2編成のみとなった07形での前面展望を収録!小竹向原付近での新線、西武有楽町線への分岐など、地下鉄の中でも比較的軌道の変化が多い路線を、明るく描写している」とある。鉄道マニアには鼻血ものだね。

まあ、有事には軍事路線になるというなら、さぞかしデッカいトンネルなんでしょう。戦闘機を運ぶんだからね、翼がひっかかったりしちゃダメだしね。戦車なんて、入れたはいいけど、出す場所がないと困るよね。都心の重要拠点を守るのに、和光市からトンネルに入って、新木場まで出口がないんじゃ、意味ないもんね。

このDVDだと、往復のトンネルを見放題なわけで、おおっ、こっちにあるシャッターはなんだ、おおっ、ここには分岐がある、おおっ、トンネルがやけに古く思えないか、おおっ、何か「異様な感じ」がする(笑)とか、一人で盛り上がれそうな気がする。

ちなみに、トンネルの上には、広大な地下道路なんて存在しない。あると思っているのは、秋庭先生だけである。

東京の地下鉄は戦前にすでに作られていたという噂は本当か6

東京の地下鉄は戦前にすでに作られていたという噂は本当か7

ちなみに、小竹向原の地下道については、勇者が潜入ルポを書いている。

放射36号地下街路探訪 その1(書き散らsyndrome)

放射36号地下街路探訪 その2(書き散らsyndorme)

まあ、そんな妄想か都市伝説かよく分からない噂話をネタに、こんなDVDで、暑い夏の夜を乗り切るのも、これまた趣があって良いかもしれないと思ったのだった。発売は、6月22日。予約が始まっているらしい…が、予約するか?(笑)

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2007年3月24日 (土)

DVD『地下鉄運転室展望・都営地下鉄新宿線本八幡~新宿』(エスエス)に萌える春(笑)

地下鉄の運転室展望シリーズ“METRO VIEW”の第一弾らしい。かなり前に銀座線の運転室展望のDVDを紹介したが、あんときは、めまぐるしく景色が変わる銀座線のトンネルに激しく萌えたんだけど、今回は何たって、路線のほとんどがシールド工法なわけだから、つまんないかなあと思っていたんだ。

が、これが、なかなか迫力満点だ。

右へ左へとカーブするトンネル。スピード感。一之江から船堀へと向かう途中で地上に出て、荒川を渡り、大島の手前で再びトンネルへ。

そう言えば、子どもの頃、オイラは名古屋出身やねんけど、地下鉄に乗ると、シールドトンネルの区間に入ると、何だかドキドキしたもんだ。四角いトンネルより、丸いトンネルのほうが、トンネルっぽいというか、威圧感のようなのを感じたんだね。

収録されているのは、都営地下鉄新宿線の本八幡発新宿行きの普通電車。この路線は、ほとんどが本八幡から笹塚まで走っているけれど、新宿で急行に接続する普通電車だけは、本八幡・新宿間で運転しているのだよね。って、そんなオタッキーな知識はおいとくとして、本八幡10時28分発、新宿11時08分着の電車の前方の展望と、付属映像で、瑞江・篠崎間の後方展望が収録されている。

で、DVDをぼーっと観ていたら、神保町から九段下に向かうトンネルで、九段下の手前に、左方向に向かってトンネルが分岐しているんだよね。で、本線のとの間には金網が張ってある。奥はどうやら行き止まりに見えるんだが、これは何の遺構なのかなあ。

はっ、遺構だなんて、秋庭チックなことを口走ってしまった(笑)

都営新宿線には、建設史がないから、「勇気ある設計士の告発」(爆)が読めないのが残念。

できれば、地下の都市伝説の権威・秋庭俊先生が、「営団が建設した」と妄想している京王新線の新宿・笹塚間も見てみたいし、せっかく急行運転をしている路線なのだから、急行の快走も見てみたかったなあと思う。オマケ映像が、瑞江・篠崎間の後方展望ってのも謎で、せっかく急行の通過する風景が見られる駅なのだから、停車している時間に後方から急行が通過していくみたいな映像が欲しかった。車両基地への出入庫シーンも欲しかったなあ。

さて、これで2本、地下鉄の運転室展望をそろえて、あとは東西線ってか?

い…、いやあ、そこまではさすがに…。

でも、ここまで来ると、見たい気もするが…(苦笑)

つまり、オイラは、結構、そっち方面に来ているってこった(爆)

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『テイチク運転室展望・東京メトロ銀座線』に激しく萌えた今日この頃である(2006年8月31日)

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2006年8月31日 (木)

DVD『テイチク運転室展望・東京メトロ銀座線』に激しく萌えた今日この頃である。

いや、オイラは、鉄道マニアなんかじゃないし、地下鉄銀座線の駅を全部覚えているかというと、さっぱりなのだ。走っている車両が、どんな名前だとか分からないし、秋庭俊さんがいなければ、たぶん、戦前から走っていることすら知らなかったかもしれない。

『テイチク運転室展望・東京メトロ銀座線(浅草~渋谷~浅草)』(TEBD-38077)

展望撮影日 2006年3月28日 浅草11時02分発 渋谷11時42分発

このDVDは、日本初の地下鉄、東京メトロ銀座線の01系の運転室の展望を、延々と収録している。浅草・渋谷間、14.3キロ19駅、所要時間32分を、編集なしで、しかも、上りと下りを両方観ることが出来る。

さらに、乗客が普段見ることができない場所を撮影していて、渋谷駅の乗客下車後の引き込み線まで、乗客乗車前の引き込み線出発シーン、検車区からトンネルに入り上野駅まで、上野駅から地上検車区まで、両者とも地下鉄唯一のゲート付き踏切のシーンが収録されている。

もちろん、秋庭俊さんが大好きな、幻の新橋駅への分岐、その際に奥にチラッと見える幻の新橋駅の照明、総合駅になる前に使用されていた幻の旧表参道駅、かつて使われていて廃止された仮説の万世橋駅の痕跡など、地下マニアなら鼻血が出るに違いない素材がギューギュー詰め。お腹いっぱいである。

そう言えば、秋庭俊さんが、「東京メトロのトンネルは撮影禁止」と宣っていらっしゃったが、こうしてDVDになっちゃうくらいだから、完全シャットアウトというわけでもなさそうだ。

このDVDを観ていると、溜池山王駅へと侵入する際に島式ホームの両側にある線路と、真ん中を走る線路との分岐があり、もともとは真ん中を走る線路が本線だったことが分かる。ここの工事は、まず両側に膨らむ部分の空間と線路を最初に構築して、本線をそちらに切り替え、さらに空いた真ん中の2本の線路部分をホームへと作り替えて、現在の島式ホームが出来たことが伺える。

そんなマニアックな想像をしながら、幼い頃、運転席のある最前部にしがみついて、運転士気分を味わっていた光景を思い起こしながら、妄想を膨らませた。

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