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2009年3月29日 (日)

本気で落とす気か?~小沢一郎とテポドンは「政局」

人工衛星なら、日本だって打ち上げる。たまに、発射に失敗するところが悲しいところだが、他国の領土に落ちたという事件は、まだない。

日本が人工衛星を打ち上げるときは、秒単位のスケジュールを立てて、各国に通達する。ロケットだから、いったん失敗すると、どこに落ちるか分からない。あっという間に、どこかに被害をもたらすからだ。

北朝鮮みたく、何日から何日まで、なんていう、アバウトな通達をする国は、無茶苦茶なのだ。

だから、北朝鮮に自制を求めることは、理にかなっている。

が、問題は、そんなことではないのだ。

「きっこの日記」は、相変わらず小沢擁護論を展開している。日本でも有数の有名ブログで、「左翼」のレッテルを貼られているブログが、正々堂々と金権腐敗を擁護しているのだから、自民党にとって、こんなにありがたいことはない。

小沢一郎が、代表の座に居残れば居残るほど、自民党にとっては好都合だ。その証拠に、マスコミ各社の世論調査は散々な結果で、小沢一郎を擁護するのが恥ずかしくなるくらいだ。おそらく、週明けには、小沢一郎が再び進退を問われることは間違いない。

それでも、きっこさんは、擁護を続けるつもりなのだろうか。

マスコミもグルの国策捜査

ま、これは、それなりにスジの通ったことで、他のすべての容疑が1つも立件できなかったヘッポコ特捜部としては、こんな「駐車違反」みたいな微罪であっても、とにかく何でもいいから起訴しなかったらメンツが立たなかったワケだし、「国策捜査」の疑惑も払拭できない‥‥つーか、こんな微罪でしか起訴できなかった事実と、1時間20分にも及ぶ情けない「イイワケ会見」のアタフタぶりが、すでに「国策捜査」だったってことを全国に証明しちゃったけどね(笑)

きっこさんともあろう方が、政治資金規正法違反を、「駐車違反」だとおっしゃる。今回の捜査は、「国策捜査」であったことは明らかだ。だから、特捜部は、小沢一郎の代表辞任が実現すれば、目的は達成される。仮に立件できなくても構わないし、他の容疑なんてなくていい。「ヘッポコ」なのではなく、確信犯なのだ。仮に小沢が代表を辞任しなくても、それに伴って民主党が支持を失えばいいわけで、特捜部の目的はすでに達成されている。

そもそも、今回の秘書の容疑を「駐車違反」程度の微罪だという認識自体が、民主党の「政治と金」に対する意識を表している。

小沢一郎の資金管理団体「陸山会」の2003年から2006年までの政治資金収支報告書を見ると、同会に献金している団体は、8団体ある。そのうち、今回問題になった西松建設からのダミー団体「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」を除く6団体は、民主党関係と小沢一郎関係の団体ばかりだ。

小沢一郎は、会見で、相手がどういう団体かなど、詮索することはあり得ないと釈明している。

でも、陸山会への政治献金は、自分の身内以外は、西松建設のダミー団体しかいなかったのだ。

その額が、03年から06年までの4年間に、3500万円だという。

普通、自分の貯金口座に3500万円入っていたら、ビックリする。こんな大金を献金したのは誰なのかと考える。それが、見知らぬ2つの政治団体だったとする。

気持ち悪いでしょ(笑)

この西松マネーが、東北地方の公共事業にどう影響を与えていたのか、はっきりさせる必要がある。もちろん、小沢一郎だけではなく、自民党にも西松マネーは流れている。その総額は、4億7800万円。

これは、微罪などではない。

東京地検特捜部に、西松マネーの流れを解明するよう要求するならともかく、「駐車違反」などという暴論を、これまで正義の味方を標榜してきた有名ブログがやっているのだ。政権与党にとって、これほどありがたいことはない。

で、最初に戻るのだが・・・。

落ちてこないミサイルを迎撃するという。政府は、ついに自衛隊に、「破壊措置命令」まで出してしまった。

その一方で、ミサイルは落ちてこないとも言っている。

あまりにも過剰反応だ。

石原慎太郎都知事が記者会見で、案外、冷静にコメントしていた。

アメリカの、もともとの核戦略というのは、報復ということを一義にしていたから、自分から攻撃することはないという建前だった。たぶん、そうだろう。しかし、もし仮にね、アメリカが日本のどこかに、近隣のどこかに、ましてアメリカという広大なターゲットに1発でも核を打ち込んだらその瞬間、アメリカというのは、その場で核の報復をするよ。僕はやっぱり、アメリカの持ってる核の能力からいったらね、破壊力は国によっていろいろ違いあるでしょう。だけど、水爆を用いなくたって、今日の原爆だったら、1発で北朝鮮の国ってのは壊滅しますよね。そういう危険を冒してまで、北朝鮮がそんな引き金ひくバカ、さすがにないと思うけどね、僕は

今回、東京都庁は、何も準備していない。危険など、ないのだ。

仮に、万が一、ミサイルが軌道を外れて、日本の領土に落ちたとする。

それは、攻撃ではなくて、事故なのだ。

事故が起きれば、北朝鮮に対して、猛抗議すればいい。経済制裁して、けちょんけちょんにすればいい。

問題は、自民党は、今回の件を最大限チャンスにして、一気に民主党に対して反転攻勢をかけている。北朝鮮問題は、最高の材料ではないか。

政府とマスコミが過剰反応しているのは、これが小沢問題同様、「政局」だからだ。

北朝鮮が「人工衛星」を発射する前に、千葉県知事選の投票がある。あの、熱血馬鹿右翼が当選したら、いったい何を発言するだろうか。

そして、「人工衛星」が秋田県の上空を飛び越えて、すぐ後には、秋田県知事選の投票がある。

日本人は、「北朝鮮」というだけで、急にナショナリストになる。

1つの「人工衛星」と、2つの知事選は、その後の「政局」を左右する。

自民党の仕掛けに対して、民主党が無防備なのは、小沢が居座っているからだ。現に、国会内での対立関係はほとんどなくなり、新年度当初予算案はあっさりと成立してしまった。暫定税率で大騒ぎした、昨年の春はいったい、何だったのだろうか。

小沢信者が、小沢を擁護するのは、ある意味当然だ。でも、「小沢を擁護するつもりはない」「オムライス党支持」などと言っておきながら、ブログで小沢擁護論を全面展開するなんて、最悪ではないだろうか。

根本には、政治を変えるには、政権交代しかないという、根拠のない決め付けが、「オムライス党」支持者にも浸透しているということが分かり、全身が脱力しちゃう今日この頃なのだ(笑)

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