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2008年12月23日 (火)

野党がこぞって「バラマキ」批判の不思議〜定額給付金、もらっとこうよ

政権与党が、選挙の前になると、野党のマニフェストを「バラマキ」と批判することは、よくあることだ。

でも、逆は、あまり聞いたことがない。

民主党くらいならともかく、共産党まで「バラマキ」批判をしている。

面妖な政治情勢だ。

オイラは、麻生首相の支持者でもないし、まして、某宗教団体の信者でもないが、定額給付金はもらっとこうと思う。たかだか、1万2千円だが、さっさと補正予算通せよと言いたい。てか、通す前に、まず予算出せよと言いたい(笑)

ホームレスやネットカフェ難民が、定額給付金をもらえないというなら、もらえるような方策を考えれば良い。定額給付金に限らず、彼らには受けるべき福祉を受ける権利があるし、定住場所がないから受けられていないのであれば、それを何とかするのが政府や行政の仕事だ。

選挙目当ての買収?

そりゃ、そうだ。選挙の前になれば、国も地方も、政権与党はバラマキを始める。彼らの難題は、その財源ではなく、共産党の手柄にしないためにどんな理屈をつけるか、なのだ。現金を支給すると言えば生臭いが、道路を造るとか、公民館を造るとか、児童手当を増額するとか、子どもの医療費を無料化するとか、選挙の前になれば、様々なバラマキが行われる。

たかだか1万2千円で買収された気になる国民だろうか。不安なら、自分は倍の額を出すと公約すればいいではないか。

たかだか1万2千円だから景気対策にならないという声もあるようだ。

じゃあ、10倍ならいいのか。10倍出そうよ。

1人12万円。

財源はどうするか?2兆円の10倍だから、20兆円だ。

大丈夫。埋蔵金、たくさんある。毎年出していたら破綻するだろうが、たった1回、いいじゃないか。

国際通貨基金に、ぽーんと10兆円出したよね。国会の審議もほとんどしていない。あの2倍でしかない。

財源がない、破綻寸前だ、借金大国だと大騒ぎしているくせに、いとも簡単に10兆円を支出できた。しかも、日本にはほとんど関係ない。

10兆円なら、1人6万円。

いいじゃないか、国家財政には大したことないが、6万円もあればオイラは安物の液晶テレビくらい買うかもしれない。

たいていの国民は、余裕のある生活は送っていない。みんな、その日を暮らすのに精一杯の人たちばかりだ。派遣労働者は、派遣切りのニュースを見ながら不安な毎日をおくっているだろう。中小企業は悲惨だ。年を越せない会社があるかもしれない。

国家が、困っている国民に金をバラマいて、何が悪い。

「バラマキ」というキーワードを利用して、いったいどれだけの社会福祉や医療が削減されてきただろうか。この言葉は、新自由主義者が福祉を否定するために使うもので、行政が救うべき弱者の幅を少しでも狭めるために利用されている。

「真に困っている人」という言葉は、ケチな人間が使うものだ。困っている人に、本物も偽物もいない。所得の程度はあれ、たいていの国民は、現在の経済状況に困っている。

野党は、2兆円の定額給付金を否定しても、別のバラマキで2兆円使うのではないか。

それならそれでいい。オイラは、自分に1円でも還元されるバラマキなら大歓迎だ。

でも、いったんバラマキ批判という禁断の果実をかじると、後戻りできなくなる。何をやっても、自己矛盾に陥る。これまで、バラマキ批判をして選挙に勝った政党など、果たしていただろうか。

それを、野党がこぞってやっているところが、面妖だ。

地域振興券は、評判が悪かった。景気対策にはならなかったと言われている。

でも、当時の小渕首相は、公明党から強要されたこの地域振興券を飲むことで、政権浮揚につなげている。

バラマキとは、馬鹿にならないものなのだ。

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