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2008年10月12日 (日)

秋の風に吹かれ久々のライブハウス

自分では不本意ではあるが、最近あまりライブハウスに足を運べない毎日をおくっている。人間、40歳ともなると、それなりに責任のある仕事についたり、そうでなくても期待されるのは仕方ないとして、人材がドーナツ現象を起こして、適材適所の人材配置ができなくなっていることは、これから先、頭が痛い問題かもしれない。

そんな中での、世界的な金融恐慌。それの日本への間接的波及。

ますます、将来の見通しがデッドロック状態となる。

それはともかくとして、「音楽」のカテゴリに書くのが久しぶりだ。

いくつか足を運んだライブもあるが、こうして書き込む時間もなかった。

川畑李子というピアノ弾き語りのアーティストに出会ったのは、まだ彼女が未成年だった頃だ。確か、日本松ひとみちゃんのライブで、彼女も出演していたのだ。

2006年頃?

とにかく、その頃の彼女は、とても聴いていられるようなレベルではなく、ピアノも下手だし、歌もよく聴き取れない、普通なら2回目以上はスルーするような水準だったのだ。

なのに、何の因果か、偶然か。

日本松ひとみちゃんの影響だろうか。

偶然にも2回目のライブにでくわし、3回目、4回目と、つながっていくことになる。

このブログで紹介したのは、2006年10月25日。何と、今から2年も前。川畑李子ちゃんが、高田馬場の四谷天窓.comfortに初登場したときだ。

よちよち歩きの頃から見ていると、ついつい応援したくなることがある、そんな今夜のcomfortだったりする。

最初に出会ったときは“よちよち歩き”だったアーティストが、久しぶりに出会うと、まるで毛虫が蝶に成長したような感慨を受けることがある。ちょうど、このときが、そんな瞬間だった。

こいつは、来るぞ。

と、思ったんだけど、思った通り、何やら立派なオーディションに通過して、着うたフルが配信されちゃうところまでブレイクしてしまった。

そんな李子ちゃん、今夜のライブでしばらく充電に入ってしまう。

置き土産は、6曲入りのCD音源と、オマケの3曲入りのデモCD。

また、一人、天窓のステージから遠ざかってしまう。

人は、歌い続けることはできない。いつかは、歌声が途絶える日が来る。これはしょうがいないことなんだが、あと少しで天にのばした手が夢に届きそうな子たちが、ふとしたきっかけでステージを去ることは少なくない。

女の子の場合、そのきっかけはたくさんあって、結婚、出産、病気…、男よりも具体的なきっかけが多いのだと思う。

川畑さんにも、たぶん、いろいろな事情があっての決断だろう。

何とも寂しい限り。

ステージで泣きじゃくりながら、しばしの別れを告げる彼女を観ていたら、今夜はトップバッターではなく、トリにしてあげたかったなと思った。何度も持ち歌がなくなるまでアンコールしちゃうのに。

いや、トリじゃなくても、せめて、花束の1つくらい用意しておけば良かったと、ちょっと後悔していた。

これはもう、ファンというより、“よちよち歩き”からライブを観てきた一人としての、いわば、親心みたいなもんだ。

本人、至って前向きで、あくまでも戻ってくるつもりでいる。

1年後かそれとも、もっと先か。

今夜ゲットした9曲は、ipodに入り、明日からエンドレスで流れ始める。

せめて、ipodが動いているうちに、元気な姿で復活してほしいと思う。

(関連サイト)

川畑李子

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