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2008年6月 2日 (月)

今日、硫化水素自殺したいと思っている若い女性に、とりあえず死ぬ前に聴いてほしいアルバム

日曜日、久しぶりに高田馬場にある四谷天窓.comfortへと向かった。これもまた久しぶりに、昼間のライブである。

ココロニクリカエスモノ第10話 めぐめぐズ レコ発ワンマンライブ

usu(うすばねめぐみ)とシュガーブレッシング(さとうめぐみ)が出会ったユニット・めぐめぐズがファーストCD『クローバー』の発売記念ライブ。

そして、ご懐妊のusuがこのライブを機に産休に入る、最後のライブなのである。

ライブの内容は、usuが自ら書いたブログのエントリーをお読みになるのが一番かと思った。

うすうたう、うすうた

いろいろ書こうと思ったけど、やはり本人が一番的確に現場の臨場感を伝えている。

CDのポスターには、こんな言葉が大きく書いてある。

「できるだけのじぶんでいいから歩いてごらんよ」

CDに収録した「1,2,3...」の一節だ。

このブログでも紹介したけれど、毎日のように自殺の報道が後を絶たない。ほとんどは硫化水素自殺で、連鎖反応のように次から次へと若い命が絶たれる。

一方で、中国の四川では、ほんの一瞬の大地の揺らぎが、何万人もの尊い命を奪った。

どうにも救いのない世界で、いっそ耳を塞いで、孤独になりたいときもある。

頑張っても報われない、一生懸命になっても将来が見えない、そんな時代だよね。

さとめぐさんが言っていたけど、次の世代の子どもを生もうという気がしなくなるくらい、絶望にうちのめされることもあると思う。

だから、死のうと思う人の気持ちがとてもよく分かるんだよ。

オイラだって、今こうしてみっともなく生きているけれど、もしかすると、何かの拍子に自ら命を絶っていたことがあるかもしれない。

自分の歩幅が許されない。マイペースだと置いてきぼりになる。

自分なりに個性的に生きるのは、実はとても孤独なことで、自分探しが奥深くなればなるほど、人間はひとりぼっちなんだと気づかされることになる。

その孤独感は、崇高で、かけがえのないものだ。人間らしい個性だからこそ感じることができる、とても豊かで、深いところから生まれるのだと思う。

そこにたどり着いたからこそ、その人には、生きる権利がある。

その孤独感を知っている人は、けっして人を孤独にはしない。自分の個性を、他人の幸せへと転化する力を持っている。

今すぐにはできなくても、1年後、5年後、10年後、自分は気づいていなくても、きっと君を頼っているたくさんの人が、必ずどこかにいるはずだ。

その人たちを、自らの死で傷つけてはいけない。

えらそうなことを書いているオイラだって、うすうたにたくさん助けられ、usuに生んでもらったくらいの気持ちで(笑)、いや、これは冗談だが、きっと、たった1曲の歌や、たった1節の言葉に救われることが、人間というのは、間々あるのだと思う。

めぐめぐズを支えているのは、うすめぐの繊細さと、さとめぐの逞しさだと、オイラは勝手に思っている。

どちらが欠けても、物足りない。

で、最初のタイトルで書いたように、死ぬのはいつでもできるから、一度聴いてみてはどうかと思うのだ。

きっと、自分の歩幅が見つかる。

見つからなくても、こんな歩幅もあるのだと気づく。

(関連サイト)

うすうたう、うすうた

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音楽」カテゴリの記事

コメント

はじめまして...
というか何度か同じ時間を過ごさせて頂いてると思います。
世知辛い世の中ではありますが、音楽で出来ること・音楽にしか出来ないこと
いつも自問自答してます。
「めぐめぐズ」は本当の音楽の意味を表現できる数少ないユニットの一つです。
個人的には、まだまだ荒削りだとは思いますが、もっともっとたくさんの人の心に届くように、ちょっとづつ歩いていきます。
「めぐめぐズ」は始まったばかり
これからもご愛顧よろしくお願いいたします。

投稿: mr.K | 2008年6月 3日 (火) 15時35分

こんにちは(^-^)/

めぐめぐズ関係者さんでしょうか。しばらくライブはお休みになってしまうのが残念ですが、また、天窓に帰ってきてくれる日を楽しみにしています。

荒削りは、持ち味ってことで(笑)

投稿: mori-chi | 2008年6月 3日 (火) 18時05分

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