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2008年6月30日 (月)

キムタク総理は、キムタクでしかない。

以前、このブログでも書いたけれど、フジテレビ系列『CHAGE』が苦戦している理由は、キムタク総理がキムタクでしかないからだ。

朝倉総理が神林官房長官を罷免せずに、いっしょにやりたいと申し出たのは、キムタクでしかない。ドラマで罷免の話題が出たときに、すでに分かってしまった。罷免などしないと。

キムタクは、総理だろうが何だろうが、キムタクでなければならない。

そのキムタク自体に、はまったような悪徳政治家が悪人面を見せる、それが、このドラマの神髄でもある。

いずれにせよ、オイラは、加藤ローサ様さえいれば、それで何もいらないのである(笑)

健全なキャラクターが健全な台詞を100万回吐いても、ドラマはおもしろくはならない。

例えば、共産党が共産党の主張を100万回繰り返しても、政治的には意味があっても、ドラマとしては少しもおもしろみはない。

悪の権化のような大物政治家が、でかい口を叩きながら、一筋の涙を零したら、これはおもしろい。

逆に、健全の塊のような政治家が、無茶苦茶汚い台詞を吐いたら、こりゃまたおもしろい。

本来、ドラマは、そういうところにカタルシスを求めるものだ。

良識を絵に描いたようなキムタク像をそのまま反映した朝倉総理が、これまた良識を絵に描いたような総理像を演じたからといって、何がおもしろいだろうか。

そして、悪の権化のような寺尾聡が、はまったように悪の官房長官を演じても、それは予定調和でしかない。

ドラマで悪が勝っては視聴者がついてきてくれないから、最終的には朝倉総理は勝つのだ。

それは構わないが、善が悪に勝つには、説得力が必要だ。その説得力は、キムタクがキムタクであることによって強まるものではない。

ところで、朝倉総理は、働き者、仕事をちゃんとこなす、マメというイメージのキャラクター設定だ。

まるで、日本の歴代総理が、あまり働かないようなイメージだが、実は総理ほど忙しい仕事はない。

おそらく、政策など考える余裕すらないほど、分刻みのスケジュールに管理されている。

小渕総理なんて、過労死みたいなもんだ。

ごく一般の政治家はともかくとして、総理が量的に仕事をこなしていないことはあり得ない。

問題は、質なのだ。

ハードスケジュールをこなす自信がなければ、総理は務まらない。

ところで、神林官房長官はやけに回りくどい政争をしているが、実は総理は、衆議院で不信任案を可決すれば、やめさせることができる。そして、総理も、やけに回りくどく立ち回っているが、実は国会が都合良く動かなければ、解散すれば良い。

選挙は簡単だ。小泉純一郎と同じことをすればいい。

刺客を次々送り込む。

支持率の高い総理は、やりたい放題なのだ。

新党を結成してもいい。

党を分裂させてもいい。

ていうか、総理でなければ、与党でなければ、目指す政策を実現できないわけではない。

野党だろうが、与党だろうが、有能な政治家は、政策を実現できる。

つまり、総理がキムタクである必要など、政治の世界ではないのだ。

日本は、キムタク主権ではなく、国民主権の国なのだから。

で、そーゆー難しい話はおいといて、

加藤ローサ万歳!

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