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2008年3月 9日 (日)

死に体を英雄にしようとしたのは誰なのか?

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午前中、オープンと同時に新江ノ島水族館に入った。

オイラは水族館が好きだ。誰も人間に興味がないから。本当に1人になれる場所のような気がする。

おもしろいことに、動物はオイラを1人にはしてくれない。

イルカのプールをのぞき込んでいると、向こうからちょっかいを出してくる。

何を言っているのか分からないが、必死に何かを語りかけてくる。イルカ特有の「音」が伝わるが、意味はさっぱり分からない。

仕方なく水槽の表面をなぞると、向こうにはそれが「返事」らしくて、また何やらこっちに話しかけてくる。

気がつくと、オイラは「1人」ではなくなっていた。

人間が人間に興味がない場所。水族館。

えのすいのオススメの場所は、クラゲのコーナー。画像のように、ふんわかふんわかと漂っている。

眺めていると飽きないのが不思議だ。

流されているようで、そうでもない。彼らは彼らなりの世界があって、他者を攻撃する毒も持っている。イルカと違って、こちらに働きかけてくることはないが、毒針に刺されると大変だ。

外界との関わり方が、何となく共感できるのだ。

人間って、頑張りすぎていると思う。

そんなに頑張らなくても、って思うことがある。

誰にも勝たなくていいのに、必死になって勝とうとしている人もいる。誰にも負けていないのに、負けるものかと意気込んでいる人もいる。

ハリセンボンみたく周りを威嚇している人がいる。

バリゲートを張り巡らして、必死に自分を守っている人がいる。

クラゲとは真逆だ。

人間は、進化の最終形態と言うけれど、そんなの嘘だと思う。人間は、余計に頭ばかりデカくなって、動物としては退化しているし、不器用に出来てしまったのだ。

新江ノ島水族館のオススメ時間は、開館から、イルカショーのスタートまで。

例えば、今日なら午前9時に開館し、イルカショースタジアムでショーが始まるまで1時間半。このまったりした時間が良い。

イルカプールのイルカたちも、なにげにまったりしている。

周りに反応する余裕があるというか。

興奮していない。

クラゲのコーナーは、人影まばら。ぼーっと眺めていても、ジャマにならない。

自宅に帰ると、テレビで名古屋国際女子マラソンを中継していた。

高橋尚子が先頭集団から引き離されていた。

他の人はどう思ったか知らないが、

「やっぱりか」

と思った。

後の報道で、怪我をして手術していたことも分かった。それなら、始めから彼女は「死に体」だったということか。

前日までのマスコミの盛り上げ方を見ていて、何か違和感を感じていた。

彼女の年齢やこの間の経過を考えても、あまり大きな期待はできなかったのだと思う。日本の女子マラソンは、短い間に、特に高橋尚子の功績もあって、大幅にレベルアップしている。世界に通用する選手が次々出ている。ピークを過ぎた高橋尚子に、それを真似しろとは言えない。無茶だ。

バネをなくしたら、マラソンランナーって世界を狙えないもの。

また、マスコミは、彼女の叩くんだろうな。叩くとはいかなくても、これからしばらくの間、他のネタが見つかるまで、気の済むまでいぢるんだろう。

彼女は、最後まで走ったじゃないか。

それで、十分だと思う。

世界記録まで出したランナーを、どうしてよってたかって、いたぶらなければならないのだろうか。

こういう報道を見るたび、オイラは人間が嫌いになってしまうんだよね。

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