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2008年2月18日 (月)

騒がしい男と弾ける歌姫

ぱんっ!ぱんっ!

がしゃがしゃ・・・

ぱんっ!ぱんっ!ぱぱぱぱんっ!

ぱぱんっ!

とにかく、スゴい音がするのだ。

先週土曜日、藤沢から湘南新宿ラインの快速のグリーン車に乗ったのだ。夕方の都心行きの電車なので、座席はガラガラだった。

通路を挟んで、すぐ横に座るおじさんが、ビールを飲みながら新聞を読んでいたのだ。

日経である。

ぱんっ!ぱんぱんっ!

ガラガラの車内に鳴り響く音。

確かに新聞紙は、開いたり、めくったりすると、大きな音がするけど、いくら何でも大げさなのだ。

このおじさん、驚くべきことに、戸塚を出る頃、グリーンアテンダントのお姉さんに、「日本酒ないかな」と話しかけた。

居酒屋じゃないんだから・・。

日本酒がないと分かると、再び、音を立て始めた。

いや、本人には騒音という認識はない。

ただ、新聞を読みたいだけなんだと思う。

が、酔っぱらいは概して自ら発する音に鈍感である。

そう言えば、オイラの会社にもかつて、そういう酔っぱらいがいた。

ものすごい騒音を立てて新聞を読んだり、紙の書類を片付けたりする。

独り言が多い。

心当たりのある人、いるんじゃないだろうか?

この日は、高田馬場にある四谷天窓.comfortでのライブに向かった。

お目当ては、キュートでポップなバイリンガルシンガー・川畑李子さんである。

始まってすぐ、彼女は、イメチェンを宣言した。

確かに違う。

路線が変わったわけではないし、川畑李子風の独特の弾け方は変わらない。違うのは、彼女の、音楽との向き合い方だろうか。ポジティブに前のめりに感じる。

これまでの川畑李子さんは、いかにも千葉から出てきたお嬢ちゃんだった。

歌を届けるというより、歌を披露しているという感じ。

天窓にはいないタイプのアーティストだと思うけど、我流が我流のままで小さく納まっているところがあったように思える。

でも、この夜の彼女は、ひと味違った。

これまでの川畑李子が、冬にこたつに入ってみかんを剥きながら聴いている音楽だったとすると、新しい川畑李子は、真夏に浜辺でビーチパラソルの下で夏みかんをかじっているような弾けた音楽だ。

どちらも柑橘系だけれど、心の置き所が変わる。

荒削りだが、すがすがしい。

オイラにはイメチェンというより、心境の変化に見えた。

この日の対バンは、イケメン男たちがそろっていて、会場は女の子たちがハートマークの目を輝かせていた。

川畑李子にとっては、異種格闘技のようなものだっただろう。

でも、お客様は最後まで席を立たなかった。

最初のうちイケメンくんのアンケートを書くのに一生懸命だったお客さんたちが、筆を止めると、ステージに釘付けになっていた。

会場はほとんどの席が埋まっていて、最後まで空くことはなかった。

アンコールの拍手までは出なかったが、確かに何かが起きたライブだったと思う。

あとは、本人が手応えをどうつかめたか、そこだろうね。

(関連サイト)

音波

川畑李子

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音楽」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰です(^-^)v。
酔っぱらうと自分もそうなるかなぁと、ちょっと反省してしまいました。


ライブのご感想を読むと私も昔好きだった人を思い出して少し胸騒ぎがしてしまいました。

投稿: らん | 2008年2月20日 (水) 05時30分

らんさん、どもども。元気してましたか。飲みすぎ注意ですよー。

投稿: mori-chi | 2008年2月20日 (水) 09時59分

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