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2008年1月29日 (火)

ドラマ『ハチミツとクローバー』に初めて合格点

何度も繰り返してきたので、ええ加減しつこいだろうが、『ハチクロ』をドラマにするにあたって、絶対にやってはいけないことがある。

1つは、ハグちゃん視線でドラマを流す

2つは、ラブシーンで盛り上げる

2つとも最初の3話でやってしまったので、すでにこのドラマは崩壊している。

それでも、ようやくキャラクターが動き出してくれたといったところだろうか。

みんなそれぞれ。ハグちゃんはハグちゃん、竹本くんは竹本くん、真山は真山、山田さんは山田さん、何より森田がようやく人間らしい顔をしてきた。前回まではロボットと猿の合体みたいだった。

それは、個々のキャラがちゃんと葛藤しているからだろう。

過去3話には、恋のさやあてや、キャラの勝手な妄想はあっても、それぞれの葛藤がさっぱりなかった。

だから、下北の若手劇団と変わらない、と言っていたのだ。

作っている本人たちはどこまで意識しているのか分からないが、最初の3話はキャラが無茶苦茶だった。どいつもこいつも大根役者で、ステレオタイプ。脚本も最悪だが、演技はもっと最悪だった。

NHKの連続テレビ小説だって、こんなにひどくはない。

例えば、今日だって、テレビに森田がうつるシーンなんて、わざわざ真山の台詞を引き出すために用意した場面であることが見え見えだ。真山が、さー、語るぞって顔してリモコンでテレビのスイッチを切る。

これは、役者が悪いんじゃなくて、本が悪いんだけどね。

脚本家が安易に置いた下手なハコに、役者が見事にハマったというシーンだ。

 

そんな脚本家だから、ハグちゃんに告白までさせてしまう。

せっかく動き出したキャラたちが一気に急停止する。

しかも、台詞は、「森田さんが好きです」

真山のリモコンと同じだ。ステレオタイプで救いがない。

そして、トドメは、森田の説教。

今までいろんなドラマを観てきたけど、こんなにどへたな恋愛ドラマはなかったと思う。

 

ハグちゃんが森田に告白をするんじゃなくて、森田がハグちゃんの気持ちに気づく、このシーンが一番大切なんだ。それは、言葉にしちゃいけない。

お互いの気持ちが通じ合っているのに、お互いは言葉では交わせない。分かっているのに森田は旅立つ。ハグちゃんは、それを黙って見送る。

だから、感動できる。

アホなコントみたいなシーンで時間稼ぎしているくらいなら、もっとやることあるでしょ。

 

最後のシーンはとても大切。だからこそ、そこに行き着くまでの伏線に失敗すると、ぶちこわしになる。

なんて、いろいろと書いたが、オイラは、今回の『ハチクロ』には合格点を与えたい。

それにしても、平井堅のこゆい歌声、何とかならんのかなー(笑)

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