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2008年1月30日 (水)

【秋庭系オカルト堂】都市伝説DVDで映画監督・山本清史さんが秋庭本をバイブルに地下の秘密を得意げに講釈

いつまでも「延長戦」をやっているわけにもいかないので、秋庭系のネタを扱うカテゴリを新たに作った。昨年のようなシリーズ化はあまり考えていないので、秋庭系については「秋庭系オカルト堂」のカテゴリに入れることにしたい。

今夜は、これぞB級オカルトDVDと言えるものを紹介しよう。

『実録!呪われた都市伝説 驚愕 闇の東京地下世界』

結論だけ言うと、金を出して買うようなものではない。最後にアマゾンのリンクを貼るが、買うのであれば無駄と失望を覚悟していただきたい。

映画監督の山本清史さんは、ホラー映画を手がけている人なんだけど、秋庭系のネタに興味があるとは知らなかった。

「東京の地下世界の謎を研究している映画監督」と紹介されて登場した山本さん。その右手には、しっかりと、地下の都市伝説の権威・秋庭俊先生の著作が握られている。どうやら洋泉社のムックらしい。山本さんにインタビューするかたちで進行するが、山本さんが得意げに洋泉社ムックをめくりながら話をしているシーンが突然登場する。

でも、「秋庭俊」という名前はまったく出てこない。

山本さんが最初に紹介するのが、東京の地図。どこの会社の地図かは分からないが、よく書店で見かけるやつだな。かなり使い古されている。大江戸線と浅草線のルートが、詳細地図では交差していないのに、広域地図では交差している。半蔵門線のカーブの角度が、詳細地図と広域地図では異なっている。

山本さんは、これを地下鉄の本当のルートを分からなくするためにわざとしていると主張している。で、軍事的に重要な場所ほどそのような措置がされているという説を説いているのだ。

ちょっと突っ込んでおくと、詳細地図と広域地図でルートが異なるのが何故かは検証しなければ分からないけど、ルートを分からなくするためにそうしているとするなら、残念ながらあり得ない。

だって、もしも軍事的に重要な箇所でルートをわざとずらしてしまったら、そこが重要な場所だとバレちゃうでしょ。もしも重要な場所であるなら、なおさら間違ったルートは書かない。仮に極秘の軍事施設があったとして、読者に「分からなくする」なんてことをしなくても良くて、最初から広域地図にも詳細地図にも同じルートを書いておけば、読者はルートが分からなくなる必要はないから、そこには気づかないでしょ。

「改描」という問題を、秋庭本で覚えるから、こういうしょうもない説になってしまう。

むしろ、オイラが地下の国家機密を本気で守ろうとするなら、絶対に間違ったルートは描かないし、それが分かるような暗号は書き入れないと思う。

ここは現代だから誰もが地図を手に入れることができる。そんな時代に暗号なんて使ったら、敵に極秘施設を教えているようなもんだ。

陳腐な陰謀論としても、この説は成り立たないと思う。

もう一つ山本さんが指摘しているのは、地下鉄副都心線の工事期間は長すぎる、きっと地下鉄工事だけじゃなくて、もともとあった地下の補強工事とかしているぞって説。

さらに、東京大空襲のときに銀座線を国民に開放しなかったのはおかしいって説。

前者は、どう思うのかは勝手。ただ短すぎれば、短すぎるからおかしいと言うんだろう。適度な工事期間とは何年なんだろうね。

後者は、ご存知秋庭本の受け売り。

ところで、このDVD、この他に人面犬やミミズバーガーも登場する。

このブログの読者はすっかり免疫があるだろうから、これを観てマジに信じる人はいないだろうけど、念のために言っておくと、

ネタやし。ネタ(笑)

おもしろいなと思ったのは、人面犬の話では、海外渡航経験の多い人を登場させて、いかに海外が危険かを延々と語らせて、結論は人面犬はいるみたいだってなるし、ミミズバーガーの話では、『買ってはいけない』を書いたジャーナリストを登場させて、いかに「添加物」が危険なのかを延々と語らせて、結論はやっぱり食品には何が入っているか分からないってことになる。

まったく関係のない映像を連続的に並べることで、リアリティーのない仮説に信憑性があるかのように見せる、典型的な例だろう。

でも、オイラはこーゆー都市伝説、結構好きだけどね。

もう少しうまくリアリティーを出せなかったのかと思う。

秋庭先生は、『不思議ナックルズ』で自らの地下ネタを「口裂け女」といっしょにされたくないと話していたけど、実は「人面犬」といっしょにされていたという、何とも痛快なDVDに思わず拍手をおくってしまったのだ。

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コメント

テキストが悪すぎると思いまっけどな。山本キョッさん

ホンマにもう、しようもないオッサンやで、自分が書いたもん確認せーへんのやろか?

http://homepage3.nifty.com/norikoakiba/kinnkyou.htm
>(1/30)
>道路特定財源によって、高田馬場・馬場下町交差点下を通過する政府専用の地下道が建設されたことは、
>『新説・東京地下要塞』で指摘したとおり。暫定税率を延長すれば、さらに政府の地下網が拡大されるだけの
>ことで、自民党の利権はまさにこの「道路特定財源」に集中しているといっても過言ではありません。民主党
>に期待します。

去年の7月22日ここに、
http://sorameku.air-nifty.com/blog/2007/07/2_80e6.html
付けさせていただいたコメントで、「新説・東京地下要塞」の新旧比較(単行本・文庫本対比)で指摘してあげているのに、

単行本90頁
「馬場下町の交差点には、はじめに「都市計画街路」があった。東西線はその下をくぐり、下から支える工事をしている。」
文庫版96頁
「馬場口の交差点には、はじめに「都市計画街路」があった。東西線はその下をくぐり、下から支える工事をしている。」

だいたいやね~っ、秋庭はんにとっては、共産党まで含めて、オールセーフやなかった、地下網の秘密を護るオール政府やったんやなかったんかい(笑
角栄の申し子小沢一郎率いる民主党に何を期待するんやろね?

投稿: 陸壱玖 | 2008年2月 2日 (土) 21時43分

おはようございます。

こちらはもう白銀の世界です(汗)

やっぱり来たかなって感じですね。これしか言うことないのか、秋庭さんって感じですよね。それにしても民主党に期待しちゃうところなんか、ほんとジャーナリスト崩れのオカルト作家らしいですよ(笑)

投稿: mori-chi | 2008年2月 3日 (日) 04時21分

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