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2007年8月11日 (土)

早川徳次と五島慶太の攻防を描く『メトロ誕生』に激萌え

少し早めのお盆休みがとれたので、都立図書館に行くと、東京室に『メトロ誕生』(中村健治著、交通新聞社)という本が入っていた。

現在の東京メトロ銀座線は、元々2つの会社が建設して、直通運転をしたのが起源だ。

1つは、日本で初めて地下鉄を敷いた早川徳次の東京地下鉄道。現在の浅草・新橋間である。

もう1つは、後に東急王国を築いた「強盗・慶太」の異名を持つ五島慶太の東京高速鉄道。現在の渋谷・新橋間である。

早川の東京地下鉄道は、浅草・上野間に日本で初めて地下鉄を敷き、ついに新橋まで開通させる。さらに免許を持っている品川までの路線を敷き、後々は当時の京浜電鉄を通って神奈川まで直通運転する野望を持っていた。

一方、五島の東京高速鉄道は、東京市から新宿・築地間、渋谷・東京間の免許を譲り受ける。ところが、五島は渋谷から東京へは向かわず、新橋までの路線を敷き、東京地下鉄道との直通運転を早川に迫る。

『メトロ誕生』は、早川が日本で初めて地下鉄を敷くまでの軌跡と、早川と五島との熾烈な争いを、史実に沿って描く。

おもしろいエピソードは、直通運転が実現した後の東京高速鉄道と東京地下鉄道とのライバル争い。

東京地下鉄道は日本初の地下鉄だから車両も古くてパワーが足りない。東京高速鉄道は車両が新しくて、パワーがあるので、高性能にものを言わせてスピードを上げて、東京地下鉄道の車両を追いかけるのだそうだ。普通なら別々の会社が直通運転をするときは、それぞれの会社線で乗務員が交替するんだけど、このときは東京地下鉄道の車両は東京地下鉄道の社員、東京高速鉄道は東京高速鉄道の社員が乗務して、浅草・渋谷間を走ったのだそうだ。

まあ、誰とは言わないが、妄想たっぷりで地下鉄ネタを展開する自称ジャーナリストと違い、現代風に若干アレンジを加えながらも史実を忠実に追っているところに好感が持てる。

何より自称ジャーナリストの書いているオカルト本に対する痛烈な反証となるし、頭がオカルト風味にアレンジされている人には、正しい歴史を学ぶ教則本となることだろう。

 

そ・・それにしても暑い。Weathernewsのケータイサイトでチェックしたら、調布の最高気温予想は37度。体温を超えるらしい(驚)

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