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2007年2月15日 (木)

ライトアップされた国会にウットリした夕べ

仕事を終えて、駅に向かう途中、ライトアップされた国会議事堂を見つけて、しばしウットリとたたずんだ。国会議事堂が建設されたのは戦前のことだけれど、米軍は日本を爆撃したとき、この建物を避けて、爆撃した。

正面から左が衆議院、右が参議院。

中学生のとき、修学旅行は、日光と東京だった。東京では、この国会議事堂を見学した。そのときは、もちろん真っ昼間で、夜になるとライトアップされていることも知らなかった。まさか、そのとき、東京に住む日が来ようとは思ってもいなかった。

就職して、年に何回か、この国会議事堂の前を通ることがある。何年かに1回、議員会館を訪れることもある。来るたびに、周りの景色が微妙に変わる。でも、この議事堂だけは、昔のまんまである。

が…。

真正面から議事堂を見たくなって、暗くなった通りを早足で歩いた。日が暮れると、この辺を歩く人は、ほとんどいない。警備の警官だけがやけに目立つ。

070215_175801_1 おおっと少し感動。でも…、なんじゃ、こりゃ?

背後にそびえる、もう一つの夜景。高層ビル。それにしても、興ざめするなー。

この高層ビルを消せないかと、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。怪しい。実は、右側にも、大きなビルがそびえている。

この2つの景観台無しビルは、ここ数年で建ったものだ。

070215_175901 おお、これなら、国会議事堂だけがフレームに収まる。この建物は、日本でも有数の美しい建築物だ。中で働いている人たちは、ひどいもんだが、これをデザインし、設計した人は、そう意識したかどうかは分からないが、100年先まで通用する議事堂を建てたのだ。今の日本に、それだけの建築家がいるのだろうか。いないから、この背後にある2つのビルは、無造作に建ってしまったんじゃなかろうか。

美しい景観を創る会というのがある。

早稲田大学特命教授の伊藤滋さんをはじめとする学識経験者が集まり、2004年12月に設立された。設立の目的は、「国造り、都市づくり、むらづくりなど日本の景観形成、修復、保存等に関わる各分野の第一人者が大同団結することを通じて、それぞれの分野の中堅、若手専門家が分野横断的に連携する動きを促進する原動力となる」ということである。この会が、「悪い景観100景」というのを選んで、ホームページに公開している。

その51番目に、「国会議事堂前 ビスタ景観」というのがある。

確かに、日本の景観はひどい。しかも、国の象徴のような建物の背後に、超高層ビル。オイラたち国民は、ここをこうして眺めることなんて、めったにない。だから、背景に何があるかなんて、分からない。でも、ここで会議をしている皆さんは、毎日、近くで何が建つのかを見ているわけで、こうなってしまう前に手を打てなかったのだろうか。職場の景観のこと、考えなかったのだろうか。

この会のファイナルシンポジウムが、2月16日に東京で開かれる。

もう終わりなの?

少し残念だなあ。

美しいって、何だろうね。安倍総理は、「美しい国」という言葉を使ったけど、「美しい」という概念は、とても主観的なもので、その人の価値観によって大きく異なるものだ。「美しい国」なんて言われても、日本に生まれて日本が好きな人も、嫌いな人もいるし、外国人から見て、日本がきれいだと思う人もいれば、汚いと思う人もいる。

景観も同じように、人によって、見解は違うんだろう。

でも、国会議事堂の背景にそびえ立つ超高層ビル。

美しいだろうか。

「悪い景観 100景」を1つ1つ見ながら、「美しい」の意味を考えてみる、そんな夜である。

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