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2007年1月30日 (火)

【秋庭俊先生応援企画】『帝都東京・隠された地下網の秘密』がトンデモ本って、マジっすか?1

オカルト界に激震が走った!

2002年12月に洋泉社から発売され、今日まで、地下マニアのバイブルとも言われた『帝都東京・隠された地下網の秘密』。世に出るや、瞬く間に信者を増加させ、多くの国民が、「地下鉄は、陸軍のトンネルの再利用なのではないか」と疑うようになった。2006年2月には、新潮文庫版として、再び全国的な地下フィーバーを巻き起こした問題作。今や、秋庭俊先生と言えば、地下の権威。地下を巡る政府の陰謀と戦う唯一のジャーナリストとして、その名をとどろかせている。だが…。

洋泉社は、Webサイトで、秋庭先生の一連の著作を「トンデモ本・サブカルチャー」の分類に入れていることが発覚した。

何気ない発見は、もしかして常識なのか。『地下網』の発行元が、秋庭本を「トンデモ本」と認定?(「そらめく日々」2007年1月28日)

洋泉社Webサイト

洋泉社Webサイトの「トンデモ本・サブカルチャー」のジャンル検索

これまで、秋庭氏の著作は、ノンフィクションなのか、トンデモ本なのか、議論が分かれるところだった。オイラは、このブログで、何回も検証を行った結果、極めてトンデモ本に近いなという印象を持ちながらも、 「限りなく黒に近いけど」という限定付きで、グレーゾーンという判断を下していたつもりだ。いろいろなブログでも、数々の検証が行われたり、読後の感想が書かれていたりするが、「本当なのか?」と首を傾げる人は多いが、黒と断定する人は意外に少なかったのではないだろうか。

実際、昨年発売された新潮文庫版でも、必ずしも批判の声ばかりではなく、「おもしろい」と絶賛する声もあったことは事実なのである。

そんな矢先、秋庭系地下ブームの火付け役ともなった第一作目、その後も4冊の秋庭本を発売した洋泉社が、自ら「トンデモ本」を宣言してしまった。

世の中に、自分の会社が発行している出版物を、「SF」とか、「心霊」とか、「オカルト」というジャンル付をすることはあっても、「トンデモ本」というジャンルに入れることなんて、ありうるだろうか。そもそも、「トンデモ本」っていうレッテルは、第三者が与えるもので、自分で自分の書いた(出版した)本を、「トンデモ本」と表するって、何て自虐的なんだ。

オイラは、この数ヶ月を振り返ってみた。

秋庭先生の公式サイトにある「近況報告」は、昨年9月26日を最後に更新されていない。最後の更新は、こんな内容だった。

毎度、似たようなタイトルで恐縮ですが、『写真と地図で読む!帝都東京・地下の秘密』(洋泉社/1050円)が明日27日、出版されます。東京駅周辺の地下の謎に迫った作品で、長い間、あたためていた企画がついに形になったものです。十分楽しめと思います。よろしく。

秋庭俊先生の公式サイト

そもそも、このときすでに異変は始まっていたのかもしれない。『写真と地図で読む!帝都東京・地下の秘密』は、これまで洋泉社から発行された他の秋庭本とは、趣が異なっていた。この本の中で、秋庭先生が書いている箇所は、最後の章だけで、他の章は別の書き手が書いた、いわば共同執筆のかたちをとっていた。このため、信者からも批判的な立場からも、「電波不足」という感想が聞かれたのだ。

『写真と地図で読む!帝都東京・地下の秘密』(洋泉社MOOK)を読んでみた(「そらめく日々」2006年9月28日)

これっきり、「近況報告」の更新はピタリと止まった。

長い間暖めていたのは、秋庭先生だったはずなのに、編集者も別の人物、秋庭先生はトリを務めただけだった。秋庭先生1人では持たない、という出版社側の判断だったのか。秋庭先生が書いた箇所以外は、「地下深いのはおかしい」「こんなところにあるのは疑問だ」と、首をひねるばかりで、それ以上踏み込まない。妄想ゼロ。秋庭本らしくない。

このとき、オイラは、ある妄想をした。

(1)秋庭俊先生が書いた内容では、本に説得力を持たせることができなかった。

(2)編集者が、この本を、「トンデモ本」にしたくなかった。

(3)「秋庭俊」の名前は、ただの客寄せ。

何かが変わったような気がした。

オイラは、このブログのアクセス数にも注目していた。この頃から、秋庭系地下ネタに関係するキーワードが、明らかに減ってきたこと、それと平行して、ブログ全体のアクセス数に陰りが見えてきたことに気づいたのだ。

秋庭系地下ネタでは、当時、30を越えるエントリーをアップしていた。いわば、オイラのブログの大黒柱だったのだ。

でも、オイラは、この時期に感じたのだ。

そろそろ、潮時かな。

オイラは、年内に秋庭系地下ネタに区切りをつけることを決意したのだった。

(つづく)

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2006年を振り返る【秋庭系地下ネタ編】(2006年12月29日)

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コメント

こんにちは

いつもお邪魔します。
あのー
電磁波はオカルトでは有りません。

家電や送電線(低周波)の害北鎌倉・鎌倉の携帯で
検索なさってみていただればお分かりかと・・

低周波は耳には聴こえないけれど直接脳や内臓もやられます。
キーンとした耳鳴りやかなきり虫や蝉の声にも似せて発射できます。

投稿: kikunoka | 2008年6月20日 (金) 16時16分

いつもご愛読ありがとうございます。

その通りです。電磁波そのものは、オカルトではなく、現実に存在するものです。電磁波が身体に及ぼす影響についても、科学的に解明できるものです。

問題は、電磁波が原因で起こっていない現象や身体の変化について、科学的な解明を行わずして電磁波のせいにする、これがオカルトです。

どんな出来事も、脳みそを使って考えて、ありのままに世界を認識する、何が起きたとしても、何故?と問う心こそが大切なのです。

投稿: mori-chi | 2008年6月20日 (金) 16時27分

そもそも日本が電磁波の害を認めていないので、健康被害が電磁波によるものなのか、そうでないのかの区分けも付けられないという点が問題なのではないでしょうか。

欧州では電磁波過敏症の方に保護を行うことを欧州議会が決定したそうですが、電磁波過敏の患者を診る病院の教育や育成もされていない日本はまだまだ後進国ではないかと。

投稿: u-n | 2009年10月23日 (金) 11時09分

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