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2006年11月 6日 (月)

東京の地下鉄は戦前にすでに作られていたという噂は本当か?32

オイラが愛用している地図がある。

『ハンディ版東京超詳細地図23区全域1:10000』(成美堂出版)

外を回る仕事をしていると、地図は欠かせない。でも、デカい地図は重い。方向音痴で迷子のオイラにとっては、ハンディサイズの地図は手放せない存在だ。

この地図の198ページと199ページには、「日本橋」の地図がある。主に中央区一帯で、真ん中辺りに日本橋兜町がある。この欄の左側の198ページには、東京駅がある。この地図は、どの駅も進行方向に向かって平行に駅名が書かれている。この地図の暗黙のルールらしい。でも、東京駅だけは、JR線とは直角に駅名が書かれている。つまり、八重洲通り、行幸通りと平行に駅名がある。

どうやら、この地図、何かを教えてくれているようである。

東京駅のすぐ左側に、4という数字がある。地図は、見開き全体で横がアルファベット、縦が数字で、索引記号が並んでいる。東京駅は、Aの3と4にまたがっている。一見、4は偶然のように見える。

4という数字を覚えておいてもらいたい。

1ページ前の197ページを開くと、右端に、索引記号の4がある。これは当たり前にしても、4のすぐ下に「東京駅」とある。これも一見偶然のようにしか見えないが、横須賀線が偶然にも通っていて、その先が「東京駅」ということである。

さらに左へと向かうと、「二重橋」がある。何故か、この「二重橋」の文字色が茶色になっている。名所・旧跡の類は、黒点を打ち、名称を書いてあるが、ここだけ茶色である。この地図の他を見渡しても、茶色は見あたらない。

「4東京駅」から、茶色の「二重橋」へと直線を延ばすと、その先には、196ページに最高裁判所がある。ここは、秋庭俊さんが自著で紹介していた小菅の東京拘置所までつなぐ極秘地下鉄計画の始点である。このすぐ下に、「246」とある。国道246号線が走っているだけのことだが、ここにもやはり、「4」が登場する。

さて、196ページの左端には、やはり索引記号の4が登場するが、ここで問題なのは、この4ではなく、少し下にある「四ツ谷駅」の「四」である。地下鉄南北線が左端に消えていくのだが、この先が四ツ谷駅ということだろうから、これもやはり偶然なのだろうか。でも、よく見ると、南北線の線が消える部分には「青山一丁目駅」と書いてあり、「四ツ谷駅」はかなり上にずれている。

1つ前の195ページへと進む。ここにある索引記号の4は、すぐ下に「永田町駅」とある。有楽町線がちょうどカーブして右端に消えるところだから、確かにその先には永田町駅であるが、その少し下を右端に消えていく南北線の行き先は書いておらず、首都高新宿線の向かう先である「三宅坂JCT」とある。

首都高新宿線は、195ページの弁慶濠の横を通るルートの道路上に「新宿線」と書いてある。道路上に線名を入れるのは、この地図の暗黙のルールらしい。

この新宿線を少し進んだ首都高のルート上に、再び「4」とある。首都高4号線という意味だが、唐突に中途半端な場所に登場する。首都高はここで迎賓館を避けるように上に回り込むが、4の数字を左に一直線に引っ張ると、194ページに、再び首都高のルート上に4が登場する。何故か、4の数字のすぐ下には、ルート上を避けて「新宿線」とある。

暗黙のルールから外れている。この「新宿線」は、首都高の新宿線という意味とは思えないのだが、いかがなものだろうか。

195ページの4と194ページの4を一直線に結ぶと、例によって索引記号の4にぶち当たる。

さらに、1ページ前の193ページには、再び右端に索引記号の4がある。この4から、192ページの首都高新宿線のルート上にある4へと直線を結ぶと、さらにその直線を延ばした左側に「代々木4」というのが登場する。

ここの首都高新宿線の「新宿線」という表示も、ルートを避けて書かれている。ここにも、首都高とは別の「新宿線」が走っているようにも見える。

東京駅は、本来の方角とは直角にずれて、八重洲通りと平行していた。そこから4の数字と、首都高のルートを外れた「新宿線」を辿ると、代々木駅へと到達し、どうやら、その先にはさらに、何かが続いているようである。

ああ、成美堂出版の地図は、改描地図だったのかー!!!!

さて、今夜も秋庭俊さんの『新説東京地下要塞』(講談社)である。

代々木の地下道は、読者自身で見つけてもらいたい。(P228)

見つけたよ、秋庭さん(爆)

ってさ、ここまで読んで、まさか、おーっ、こいつも地下の秘密に目覚めたかーっ、なんて思っている読者は、いないと信じたいものである。

どうしてオイラは、地図から極秘地下鉄を探し出せたのだろうか。それは、ぜひ、皆さんも、自分の地図で試してみてほしい。たぶん、これまでのオイラの記事を読み返せば、極秘地下鉄など簡単に見つけられることが分かるはずである。

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『新説東京地下要塞-隠された巨大地下ネットワークの真実-』を読む

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『写真と地図で読む!帝都東京・地下の秘密』(洋泉社MOOK)を読んでみた。

『大東京の地下99の謎』(秋庭俊著、二見文庫)を読む

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コツは、まず、どっからどこまで極秘地下鉄があると、思いこむことである。皆さんは、すでに秋庭俊さんの著作があるわけだから、市区改正地下鉄でも、下水改良地下鉄でも、帝都復興地下鉄でも、本に書いてあるルートを、何でもいいから、サンプリングすればいい。あとは、地図の上をなぞるだけ。

こう書くと、秋庭さんが地下鉄ルートを暴いてしまったから、見つかるのは当たり前という人もいるかもしれない。

が、考えてみてほしい。

秋庭さんだって、最初は同じ方法で「極秘地下鉄」のルートを妄想したんだよ。

帝都復興の設計士の発言から、地図の上を千住から品川までなぞってみる。戦前の地下鉄ルートを、現代の地図の上をなぞってみる。オイラが、秋庭さんが言っている新宿から代々木へ向かう極秘地下鉄ルートをもとに、地図の上をなぞったのと、やっていることは同じだと言うこと、分かるよね。

つまり、極秘地下鉄は、誰にでも見つけられる。

そこに、本当に極秘地下鉄があるかどうかは、実際に掘って調べてみるか、秋庭さんのお友達の中川さんや営団OBにでも聞いてみてほしい。オイラのほうは、「いろいろ、あるんだよ」とでも言うよりほかない。

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