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2006年9月12日 (火)

ギャンブルとしての競輪と、オリンピックの競技種目としての競輪の違いが分からないジャーナリスト

秋庭俊さんの公式サイトが更新されている。彼の近況報告は、すこぶるおもしろい。読んでいると釘付けになる。熱中できるってうらやましいなあ、盲目ってうらやましいなあって、心底感じるんだ。

文京区は競輪の復活に反対していますが、なぜか東京ドームの下には競輪のバンクが完成していて、この話は以前『地下の謎86』でも取り上げたので、ご存知の方が少なくないと思います。今回、東京都がオリンピックに立候補し、見事当選したあかつきには、この地下のバンクで自転車競技が行われるということです。これでツジツマが合ったのかどうか知りませんが、ここで問題なのは、すでにバンクは完成しているため、建設費はかからないということではないでしょうか。

確かに、文京区は競輪の復活に反対している。東京ドームには競輪のバンクが完成している。面白いのは、それを暴いたのは自分だと信じて疑わないところである。東京ドームの競輪バンクを使って、自転車競技をやっていることは、かなり有名な話だし、テレビ中継だって行われている。ギャンブルとしての競輪が行われていないだけで、すでに競輪は、既成事実化されているのだ。

もっと面白いのは、「地下のバンク」とまで宣っているところである。安心してほしい。オリンピックで自転車競技が行われても、観客は地下に潜る必要もないし、地下からぐいーんと競輪バンクが上がってくるわけでもない。競輪バンクは、もっと効率的にウマい具合に収納されている。今まさに、ジャイアンツナインが走り回って、上原が剛速球を投げている、あのグラウンドと同じ場所に競輪バンクも登場する。

「すでにバンクは完成しているため、建設費はかからない」というのも、まったくその通りで、石原知事は、オリンピック招致を契機に、東京ドームで自転車競技を行い、競輪を既成事実化させようとしていることは、容易に想像できる。競輪を行うバンクなんて、都内に他にどこにでもあるのに、わざわざ競輪で一悶着あった東京ドームで行うなんて、何か意図があるとしか思えない。

が…。

「隠された地下網」とは、何の関係もないし。

これだから、秋庭さんは、おもしろい。抜けているし、ずれている。無邪気でまっすぐな心を持っている。童心って、こういうことだと思う。

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