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2006年3月21日 (火)

仕事が終わり、電車に乗ると、すでにそれは最終の1本前で、駅に着くと、結局居酒屋くらいしか開いていなかった。

まだ時間に余裕があると思っていた。会社を出たのは、まだ昨日だったが、駅で電車を待つうちに日付が変わった。電車は、送迎会の飲み会で酔っぱらった人たちで満員だった。老若男女が、アルコールの臭いをぷんぷんさせていた。

オイラは、アルコールの臭いが苦手だ。

ほんの2年4か月前まで、大酒飲みだったのだが…。

地元の最寄り駅に着くと、上り線のホームはすでに電気が消えていて、青い作業服の男たちが、資材を運んでいた。

駅前の牛丼屋を覗いてみたが、どういうわけか満員だった。並んでまで食べる気がしなかった。

フラフラと、いつも寄る総菜屋に寄って、弁当を買おうとしたが、今ひとつ気が乗らなかった。

仕方なく、オイラは、久しぶりに、酒を飲んでいた頃に毎日通った居酒屋に足を向けた。この辺にチェーン店の居酒屋が乱立する前から、ずっと朝まで営業していたお店である。この2年くらい、ここに来たのは、今回を入れて2度目である。

最初に訪れたのは、10年ほど前だろうか。

一応、ここもチェーン店の看板を出して、メニューもそれなりのものだったが、店長が自分で仕入れた魚介類を独自のメニューとして出していた。あの頃は、鯨の刺身がよく出ていた。東京に出てきて、鯨を食べられたのは初めてだったので、オイラは毎日通っては、鯨を食べた。

さすがに鯨を毎日というわけにはいかなかったけれど、それ以来、飽きるほどに通った。

駅前の本屋でお気に入りの漫画を買うと、ここに来て、カウンターの端っこで延々と酒を飲みながら本を読んだ。少女向けの恋愛漫画が多かった。

ここで酔っぱらいながら彼女に電話して、プロポーズしたことがある。

もちろん、断られた。

「酔って大事なこと言わないで」

ごもっともである。

たくさんのドラマがあった。独りぼっちで戦った戦士の休息場だった。

今日、久しぶりに店に入ると、相変わらずのメンバーが働いていた。みんな、それなりに年齢を重ねていた。

「もう飲まないの?」

「うん。最近は、酒の臭いにもダメになった」

「飲まないと、そうなっちゃうよね~」

「そうだね~」

「またおいでよ。ジュース飲みに来てください」

店の臭いは、当時と何も変わっていなかった。0時を過ぎると、奥の座敷と掘り炬燵は閉めてしまうこと、座席に余裕があっても、適当なところで客を断ってしまうこと、貝類の刺身がやたらと種類抱負なこと…。

変わったのは、オイラなのかもしれない。

明後日、オイラは、旅に出る。

東京のすぐ近くだ。

人によっては、そこから通勤しているかもしれない。

天気予報は、あまり良くない。

てるてる坊主を持って行こうと思った。

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