« うんこ難民の根絶こそ、東京再生の第一義的課題 | トップページ | 「にんにく焼き」だなんて書いてあったら、丸ごとって思うやんか? »

2006年2月 7日 (火)

赤信号を堂々と渡る老人の勇気と笑顔に触発されて

仕事で池袋を歩いていて、ある交差点で信号を待っていた。

オイラのすぐ右横をフラフラと自転車が突進してきた。自転車は、白髪の老人が運転していた。信号は、もちろん、赤。そのまま進めば、ただの自殺である。

が、お爺ちゃんは、行き交う自動車を気にもせずに、交差点に突撃した。

ぶーっ!!!

自動車のクラクションが鳴り響き、次々と交差点に入ってくる自動車が、お爺ちゃんの自転車を避けるように迂回し、避けきれない自動車が、自転車の寸前で止まった。

お爺ちゃんは、余裕だった。自動車がクラクションを鳴らそうが、自分が引かれそうになろうが、満面の笑顔でジリジリと前に進もうとした。迂回しようとする自動車にも、自転車が接触しそうになり、再び大きなクラクションに包まれた。お爺ちゃんは、満面の笑顔だ。交差点は、あっという間にお爺ちゃんの自転車で塞がれてしまった。

さすがに事態が飲み込めたのだろうか。お爺ちゃんは、やはり満面の笑顔を浮かべたままだったが、ジリジリと自転車を後ずさりさせた。じわじわ、じわじわと、自転車が後退した。

お爺ちゃんは、無邪気に笑っていた。

命がけの笑顔である。

そんな光景を見ていて、会社の近くにある、似たような交差点を思い出した。

そこは、大通りがTの字にあり、四方の1本だけが細い道になっていて、大通りから細い道に入る車が少ないために、信号を守る人が少なかった。特に朝は、会社に急ぐ人たちが大量に信号無視する光景が毎朝続いた。

ある日、信号の片隅にある電柱に、1枚の張り紙を見つけた。

「この信号は警察から見えています。信号を守りましょう。○○警察署有志」

「有志」って、いったい…。

確かに、その交差点の角には、警察署があった。見えていても、不思議ではない。が、「有志」なの?

警察本体じゃないの?

その張り紙は、1か月ほど風雨にさらされていて、いつの間にか消えていた。今日も、通勤を急ぐサラリーマンやOLが、信号を無視していた。

|

« うんこ難民の根絶こそ、東京再生の第一義的課題 | トップページ | 「にんにく焼き」だなんて書いてあったら、丸ごとって思うやんか? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109926/8552460

この記事へのトラックバック一覧です: 赤信号を堂々と渡る老人の勇気と笑顔に触発されて:

» 自殺者志願者からの依頼 [現実にある出来事の紹介]
昨夜23:37に1本の電話が。 電話の主は、なんかとても暗〜い感じ。 私が「どのようなご依頼ですか?」と聞きますと。 暗い主が{/kaeru_alone/} 「今から自殺をしますので、僕の遺品の処理をお願いします・・・。」 私{/face_ase1/} 「はぁ?今から自殺するのですか?考え直したほうが良いですよ、おいくつですか?」 暗い主 「25歳ですが、もう決めましたので止�... [続きを読む]

受信: 2006年2月 8日 (水) 19時21分

« うんこ難民の根絶こそ、東京再生の第一義的課題 | トップページ | 「にんにく焼き」だなんて書いてあったら、丸ごとって思うやんか? »