« 黒酢シャーベット | トップページ | 圏外活動? »

2006年2月22日 (水)

地震を予測する方法を教えましょうか。

最近、いくつかのサイトやブログで、地震の予測をしているところを探してみた。不思議なもので、正確な資料は分からないからデマかもしれないけれど、民主党が政権を取ると思っている人より、首都に大地震が襲うと思っている人の方が多いのだそうである。政府の中央防災会議は、首都直下地震が30年以内に来る確率は70%と予測しているので、民主党が30年以内に政権を取る確率を、根拠もなく何となく考えてみると、あながち嘘でもないのかもしれないと思えてくる。

オイラは、超常現象のようなものを信じることが出来ない人である。なので、地震雲だとか、電磁波がどうだとか、そういう類の話がピンと来ないのだ。たまたま先日は、体調で地震を予測している不思議なサイトを見つけたので、マメにチェックしてみた。地震雲を詳細に分析してくれているサイトも見つけた。悲しいかな、そのどれもが、7月23日の東京を襲った震度5強の地震を見逃していた。そのくせ、あちこちのちっぽけな地震は、当たった、当たったと大喜びしている。

で、思ったのだ。これなら、オイラにもできる。

日本は地震大国である。例えば、今日なら、13時37分に、千葉県北西部を震源としたM4.2の地震が起きている。17時58分には、徳島県南部を震源として、M3.5の地震。昨日はなくて、20日には、23時27分に、和歌山県北部を震源として、M3.0の地震。2時11分に、天草灘を震源として、M4.1の地震。だいたい、日本ではほぼ毎日、小規模な地震がどこかで複数起きている。だから、1週間くらいのスパンで、自分の居住地より、北とか、南とか、西とか、東とか、曖昧な予測をしておけば、たまに外れたりするかもしれないが、案外当たっているような気がしてしまうものだ。

コツは、外れたことは気にしない、である。地震に不安を感じている人間にとって、予測が外れることは問題ではないのだ。「起こらなくて良かった」とコメントしておけば、安心してくれる。予測が当たることこそ、読者の記憶に残るものなのだ。それが積み重なって、「東京に大地震が来る」という不安が広がる。しかも、30年以内に首都直下地震が起こる確率は、70%というのだから、長い目でのんびりこれを続けると、いつか当たってしまうことはあり得るのである。

あ……。

そろそろ弁解しておかないと、真面目な読者に怒られそうだ。

地震を予測するなど、無駄なのである。なぜなら、仮に地震の発生を予測したとして、地震の発生を阻止することはできないからである。阪神淡路大震災では、死者の8割は、地震の発生から30分以内に亡くなっている。つまり、建物の倒壊による圧死で亡くなったのだ。建築基準法の新耐震基準を満たしていれば、大震災が起きたとしても、建物の全壊は避けることが出来る。部屋の中の家具は、転倒防止を施しておけば、室内で家具の転倒で怪我をすることはない。

震災に強いまちづくり…大切なのは、これなのである。

もっとも、不可能な地震予知を毎日恐れていることは無駄だなあと思いつつも、毎日防災を意識して防災対策をしているなら、それはそれで、悪いことではないと感じた。おそらく、次に来る震災を予測できるサイトやブログは、1つもない。いや、あったとしても、いろいろと乱立する予測サイトの中から、そのサイトが予測を当てるという事実を、自分で当てることができないから、あまり意味がない。ならば、あやふやでも、詐欺まがいでも、毎日一喜一憂しながら、地震の起こる日を待つのは、ある意味では防災意識の向上なのではないかと、何だかおかしなことを感じた。

|

« 黒酢シャーベット | トップページ | 圏外活動? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/109926/8792694

この記事へのトラックバック一覧です: 地震を予測する方法を教えましょうか。:

« 黒酢シャーベット | トップページ | 圏外活動? »