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2005年12月29日 (木)

もう、かれこれ5年近く、年末年始は東京で過ごしている。

最初は、2001年の年末だったと記憶している。

暮れが近づいてきた頃から、オイラの会社には、ガラの悪いおっさんから、借金の取り立ての電話が入るようになった。もちろん、オイラは、そんなガラの悪いおっさんから借金をした覚えもないし、仮にお金を借りたとしても、おそらく、ほとんど期日に返しているはずである。としたら、私の借金ではない。最初は、母の借金だった。それが、電話が増えるにつれ、父の名前も出てくるようになった。自宅にも電話がかかるようになり、オイラは、携帯電話と自宅の電話番号を変えた。実家に電話をしても電話は通じないし、恐ろしくて帰省などできなかった。年末年始という、独特の時期が無性に気持ち悪くなり、自宅以外の場所で年末年始を過ごすことを決めた。

とはいえ、オイラの知り合いは、大抵結婚していたり、田舎に帰省している。そこで、その年の年末年始を、都内のホテルに籠もることに決めた。場所は、お台場に近い、シングルで1泊1万円前後で宿泊できるビジネスホテルである。

ホテルで年末年始、なんていうと、すごくデラックスに感じるかもしれないが、男が1人で宿泊しても、大してやることもない。酒を持ち込んでは、テレビを見て、眠り、メシを食い、そんな自宅にいるのとほとんど変わらない生活だ。ただ、常軌を逸した実家の世界から解放されたという実感だけが、やけに身にしみて、ホッとしていた。

それ以来、オイラは、年末年始を毎年同じホテルで過ごしている。

実は、今年、例年とは違うホテルを予約した。理由は、今年は、いっしょに過ごす人がいるからだ。いつもと同じようで、随分違う年末年始を迎えることになった。

「トトロの着ぐるみで過ごそう」「あなたは、猫バスね」

そんな話題で1週間ほど盛り上がったが、あえなく却下された。予想外にグレードの高いホテルと分かり、それなりにシャキッとチェックインすべきと思ったのだ。

「せめて、マヨネーズの抱き枕はだめかなあ…」

相方の、そんな最後の望みは、とりあえずペンディングしている。猫バスよりはマシかもしれないが、そんなの抱えて持ち込むのか。こっそり持ち込めないか。

そんなアホな心配をしていると、ふと実家の両親のことも思い出した。

生きているのか、死んでいるのか。

名古屋は、19年ぶりの大雪なのだそうだ。

オイラも、相方も、いろいろな事情から、両親と決別を余儀なくされている。そんな2人が、ひょんなことから出会い、年末年始を過ごすことになった。それにしても、ハイヤーパワーは、オイラたちをどこに導こうとしているのだろうか。

マヨネーズの抱き枕くらいいいではないか。

そんな気分になってきた。

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