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2005年11月 1日 (火)

歌声を届けることの難しさ

昨夜、日本テレビで夜10時から、「アンテナ22」という情報番組をやっていた。番組では、このblogでもたびたび登場する堀下さゆりちゃんを追っていた。

どうにも、泣けて仕方なかった。

「カゼノトオリミチ」という歌は、がんばらなくてもいいよ、というメッセージを込めていると思う。が、そのメッセージを全国に伝えるためには、厳しい現実が立ちはだかっている。2100円のCDが5000枚売れなければ、次はない。過酷な試練を目の前にして、アーティストは立ち止まることを許されない。華やかなメジャーの世界の裏では、競争社会をいかに勝ち抜くのか、生存能力が問われる。

零れそうな涙をぐっとこらえている堀下ちゃんが、そこにいた。「カゼノトオリミチ」とは、まったく正反対の世界があった。

歌を届けるとは、そういうことなのだと思う。

最近、ストリートミュージシャンは、アンプの大音量に頼りすぎている人が多い。結果的に、それは、警察による排除につながり、弾圧される。確かに、デカい音を飛ばせば、多くの人の耳に届く。でも、それは、音が届いているだけで、雑音なのか、歌なのか、微妙なところだ。歌を届けることにどん欲になれない人は、どんなに大音量で楽器を打ち鳴らして、わめき散らしても、生涯、その歌声が誰かに届くことはない。

あの堀下ちゃんの優しい声とメロディは、ただ優しいだけじゃないんだと思った。伝えたいメッセージを、他人に伝える。これって、とても痛くて、苦しいことなんだ。音楽であれ、文章であれ、それは同じだ。

オイラのメッセージは、ちゃんと届いているのだろうか。そんなことを考えていたら、壊れかけた心が少し痛んで、どうにも涙が出て、止まらなかった。

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