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2005年8月30日 (火)

あなたは待つ方ですか、待たせる方ですか?

D1000053私は、いつも待たされる人である。大学時代、私の友達は、実は、私は彼女に恋をしていたからかもしれないが、彼女は、朝9時に大学の学部棟の前で待ち合わせをして、夕方4時に現れたが、私は、ビクともしないで1日中そこで待ち続けていた。

自慢じゃないが、私は朝が苦手だ。その日も、ハッと起きると、すでに午前8時を回っていたので、すぐに飛び起きて、タクシーに飛び乗ったのだ。何とか、待ち合わせの場所に着いたのは、朝9時ちょうど。私はアホである。時間通りに着いたのに、寝坊したという負い目があったからだろうか、もしかして彼女はもっと早く着いていて、早く来ない自分に腹を立てて帰ってしまったのではないだろうかと、心配したのだ。それで、その負い目に答えるかのように、ずっと私は、待ち合わせの場所で何時間か待ち続けたのだ。が、彼女は現れなかった。ぼーっとしたり、本を読んだり、居眠りしたり、とにかく、私は待ち続けた。

夕方、もう彼女は来ないのかとあきらめていた頃、キャンバスの向こうから、見慣れた姿が近づいてきた。彼女は、かなり遠くから、私の姿を見つけると、無邪気に微笑んで、何か楽しいものを見つけたような顔をして、ピョンピョンと跳ねながら、こちらに向かってスキップしてきた。

「おはよー」

何故だろうか。私は怒らずに、ホッとした。

次の日、私は同じように、同じ時間に、同じ場所で待ち合わせをした。が、今度は、彼女はついに現れなかった。さらに翌日、大学で彼女に出会ったので、「昨日、どうしたの?」と聞くと、彼女はムスッとした顔で、「ごめん。用事あったの」と答えて、横を向いた。

それ以来だと思う。私が出会う女性は、ほとんど確実に私を待たせる。だが、彼女以上に大胆かつ豪快に待たせまくる人は二度と現れていないので、少々の遅刻にはピンと来ない。

いつの間にか、私は、時間にきっちりしている人と思われるようになった。方向音痴の迷子だから、かなり早めに余裕を持って移動するから、かなり早く目的地に着きそうになって、何となくどこかでそらめいていることが多い。

ずっと待っているからね。どんなに長くて、つまらない時間であっても、君を待っている。ひからびたお爺ちゃんになったとしても、待ち続けているよ。

明日も、あさっても。それが、私だからね。

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