60年目の夏
私が初めて広島を訪れたのは、中学生のときだった。きっかけは、テレビで原爆の特集をやっていて、子ども心に衝撃を受けたのだ。その頃の私にとって、日本史とか世界史は、物語とレベルが変わらなかった。自分の生活とは遠いものだったし、一瞬のうちに何万人も殺してしまった原子爆弾なんて、リアリティがなかった。どうしても私は、自分の足で広島に立ち、実物の原爆ドームをこの目で見たかった。その夏、貯金していたお年玉をしこたま放出して、新幹線に飛び乗った。
当時、名古屋始発のこだま号、広島行き。
広島駅を降りて、駅前から路面電車に乗った。10分くらいして、車窓の右側に広島市民球場、左側に原爆ドームが見えてきた。
原爆ドームを目の前にして、私はただただ、ぼう然と立ち尽くしていた。どうすることもできずに、持っていたカメラのシャッターを切り続けた。その後、平和記念資料館を一通り回った。展示から、初めて原爆の惨状を目の当たりにした。被爆者たちの体験談を読み、愕然とした。資料館の前にある石碑に、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻んであった。繰り返さないためには、どうしたらいいのか。中学生の私には、さっぱり分からなかった。世界には、私たちの力ではどうすることもできない脅威があることに気づかされた。
それ以来、「核兵器廃絶」は、私の人生に背負わされた大切な言葉である。
私たちにできることは、何か?
鶴を折る人もいる。署名を集める人もいる。祈る人もいる。デモ行進をする人もいる。歌を唄う人もいる。演説する人もいる。
答えは無数にある。どれが正しくて、どれが悪いとは言えない。
私は、とりあえず、こんなblogの片隅から言葉を残したい。
いかなる規模のいかなる数の核兵器を保有する国と団体へ。核兵器をすぐに廃絶してください。
そして、原爆の犠牲となり亡くなったすべての被爆者の皆さんへ。「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
To the country and organization who possess the nuclear weapon of what kind of number of what kind of scales Please abolish nuclear weapons immediately. To and you, all the A-bomb victims that fell victim to an atomic bomb and passed away "-- please sleep peacefully -- since fault does not repeat -- "
地球の空に、キノコ雲はいらない。「そらめく.com」は、核兵器のない平和な空を目指し、そのための大切な言葉を発信していきたい。
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